Welq問題の第三者委員会調査報告書を読んでただ1点のみ許せないと思ってしまうこと
DeNAのキュレーション事業に関する第三者委員会の調査報告書が本日公表されました。
個人的に以前からこの問題には注目をしていて、経過を見守っていたのですがそろそろこの問題は第三者的には終わりに向かっているのかなと思います。(もちろん、著作権を侵害された可能性のある方々は始まりにすぎないかもしれませんが...)
私は、元々記者会見やら色々なメディアで様々な批判を受けていたのは見ていましたが責任者がそもそもおかしいとかMERYの記事の作り方がえげつないとか色々な話が上がっていますが1点だけどうしても許せないなと思う点があります。
>WELQチームは100本の試作を作った上、専門家の監修をつけるとコスト面で見合わないと思い掲載を見送ったとのこと。
そりゃそうじゃん、当然じゃんと。メディアって手間とお金を時間をかけて真実とか人の想いとかコンテンツの裏側を表に出して人に影響を与える仕事だって、少しでもメディアに携わった人ならわかるものでしょと。圧倒的に設けることってとても難しくて簡単にはできないことなのだと。
それでそこでやめておけばよかったんです。メディアってコピーコンテンツや煽りみたいな極めて黒に近いグレーなことをやらないと儲からない。だから他はやってない、だから悪意ある個人ブロガーみたいな人たちがはびこっている状況だと。
なぜそこで、
>医師等や専門家の監修が不可欠と思われないライトヘルスケア系の記事を中心としてサービスを開始することとした。
なぜ開始してしまった。ライトヘルスケアの定義が(全てはまだ読めていないので)わからないですが、少なからずヘルスケアの領域でライトにでも人の健康に影響を与えるメディアをやろうと思ったのか。手間やお金や時間をかけずにやろうと思ったのか、そこが企業としてはどうしても解せないところがあるなと思うのです。
DeNAという企業そのものについては、私の好きなゲームメーカーの一つの任天堂と組んでマリオやFEなど、ファンが待ち望んでいたIPのスマホゲーをリリースしたというところもあって応援したいのは山々なのですが、やはり大手を振って応援できるかというとどうしても思えないのです。
本日記者会見もあったみたいですし、著作権を侵害された側の方への対応など今後の動きにも要注目していきたいと思っております。